東海地区のオススメお出かけスポットをお探しのみなさん、こんにちは♪
お出かけ大好き♪アラフォー主婦 リサリサです。
今回はちょっと足を伸ばして・・・大垣市に降臨!
「奥の細道むすびの地記念館」に行ってきました。
奥の細道 といえば松尾芭蕉。
芭蕉さんが「奥の細道」の締めくくりを
この地「大垣」で結んだ(終えた)ということで
ここ大垣に「奥の細道むすびの地記念館」があるのですね。
芭蕉さんの人間らしさを知ることができる素晴らしい施設でした。
松尾芭蕉ってどんな人よ?
松尾芭蕉ってどんな人か知っていました?
旅しながら俳句を詠んだ人・・・?程度の知識しかない私でしたが。
芭蕉さんの詠んだ句は有名なものが多く
こんな私でも「あー知ってるー!」という俳句が多かったです。
さながら芭蕉さんは江戸時代のヒットメーカー。
- 閑さや岩にしみ入る蝉の声(しずけさや いわにしみいる せみのこえ)
- 五月雨を集めてはやし最上川(さみだれを あつめてはやし もがみがわ)
なんかが有名ですよね。
そして驚愕なのが 2,400km 約5か月!の旅日記ということ。
1日に40km歩くときもあったそうです。しかも今みたいに舗装された道ではありません。
時には山を越える日もありますからね。
まさに健脚!!!
「じゃらん」だって、40km歩くような旅特集は組みませんよ。
なので、芭蕉さんは「忍者説」が囁かれていますね。
こんな「超人・芭蕉さん」が旅で詠んだ句と、
その行程を見られるのが「奥の細道むすびの地記念館」
館内が写真撮影ができないのでお見せできないのが残念ですが・・・
コチラの施設、よくよく見ていくと芭蕉さんのお茶目な人間らしさが垣間見れて面白いです
芭蕉の弱音 拾い集めて最上川
この施設で、意外な芭蕉さんの本音を見ることができました。
「拙者下血痛候て、遠境あゆみがたく、伊賀にて正月初より引込み居り申し候」
出血性の痔が痛み、遠いところまで歩けませんので正月初めより伊賀に引っ込んでおります。
奥の細道むすびの地記念館より
芭蕉さん、いぼ痔か切れ痔だったのでしょうか?
芭蕉さん、弱音を吐いております。
そりゃぁ、1日40キロも歩いてたらお尻も悲鳴をあげます。
むしろ、ここからどうやって残りを歩き切ったのか?不思議なぐらいです。
ブラック芭蕉 本音染み入る蝉の声
夜の紡ぎ、ゆかた、雨具、墨、筆のたぐひ、あるはさりがたき餞などしたるは、さすがに打ち捨てがたくて、路次の煩いとなれるこそ、わりなけれ。
〜省略〜 辞退できなかった餞別の品などはさすがに重いからといって捨てるわけにもいかず。。。こうして道中の厄介なものになってしまったことは、なんとも仕方のないことだ。
奥の細道むすびの地記念館より
出たーー!
「ありがた迷惑なんだよな・・・」の
ブラック芭蕉さんが出ちゃってる一文です。
3D映像で一緒にトリップ
俳句で見学するのにちょっと飽きたなら、
映像でサクッとトリップしてみましょう。
3D映像を見て、芭蕉さんが辿った道と俳句を一気に見ることができます。
1映像が15分〜程度が6本ありますので、見応え十分。
一気にトリップできますよー!
JAFF会員提示でガッキーGET
JAFF会員さんなら会員証もしくは
JAFアプリを受付で提示しましょう。
大垣は「水の都」というわけでお水いただきました。
可愛いいでしょ❤️ がっきぃというそうです。
基本情報
- 〒503-0923 岐阜県大垣市船町2丁目26番地1
- TEL:0584-84-8430
- 無休(ただし、12月29日~1月3日及び展示替えの場合は休館)
- 営業時間 9時00分~17時00分
- 一般:300円
- 18歳以下の方、障がい者手帳をお持ちの方及び介護者の方 無料です。
電車 JR大垣駅 4番のりばより バスで7分「大垣市奥の細道むすびの地記念館」下車 すぐ
お車で来る場合、駐車場が目の前にあるのでご安心ください。
(情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)
まとめ
松尾芭蕉の知識が薄―――い私でしたが
気付いたら1時間以上は展示物を眺めるほど楽しい施設でした。
こんなに俳句や古文を見るのは、学生以来。
元々国語が好きな私の脳みそが久々にフル回転するような時間を過ごせました。
これは娘も同じようで、中学生の頭にもちょうど良い刺激となったみたいです。
私が今回特に気に入った俳句はコレ!
「行く春や鳥啼き魚の目は涙」
ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ
春が過ぎ去ろうとしている。旅立つ別れを惜しんでいたら、鳥たちが悲しそうに鳴いて、水の中の魚も涙をためているではないか。より悲しみが沸き上がり悲しい。
まさに今の季節にピッタリの句ではありませんか?
桜の枝に止まり鳴く(泣く)鳥
魚のキラキラした目に見た涙 もしくはこの魚の目には桜が映り込んでいたかもしれません。
なんとも色と情感が溢れる句です!
あなたも、お気に入りの一句を見つけてみてください。
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